恥ずかしくなって、顔を背けようとするけど、素直になる、と決めたついさっきのことを思い出してしまう。 少しずつでいいから素直になると決めたんだから、と再び顔を恐る恐る上げる。 すると、覗き込んでいたため、意外と近くにある佑斗の顔。 少し薄めの形の良い唇が目にはいってくる。 顔を背けたい衝動を、必死に抑えつけて、素直になろう、素直になろうと心の中で言い続ける。