プールーーそれは、スタイルに自信のない私には、辛い現実を目の当たりにする場所である。 さっきまでは、佑斗との会話で頭が埋め尽くされて、何も考えていなかった自分に、何で忘れることができていたのと聞きたい。 ちらりと隣を見ると、目を輝かせながら着替えている蘭が見える。 今にも鼻歌が聞こえてきそうなその様子に、さらに落ち込む私。