「空港だよ?」


「…一人でか?」


心配そうに言う佑斗。


なんか嬉しいかも。



「ううん。お兄ちゃんと行くの。」

私がそう言うと、そっか、と佑斗は呟いて、やっと笑顔を見せてくれた。