澪がこんなに怒鳴ったてか叫んだのは、
初めてかもしれない。



もしかしたら、
今までずっと
我慢させてきたのかもしれない…。



「はぁ…、彼氏失格だな」



いっつもそうだった。
今までの記念日を祝えた日なんて
1度も無い。
悲しい思いをさせてきてしまった。



「岸野!早く準備しろ」



「はい」