雨 -amagoi- 恋


「モリナガは?」

私も実は、速水くんが好きだった。

でも急すぎてなんて言えばわからなかった。

「おーい」

「私、は、速水くんのこと好き」

ものすごく片言になった。

恥ずかしくて体内温度が上がる。

「よっしゃー!本当?じゃ俺ら今日からカレカノってことで!」

速水くんはガッツポーズをして喜んだ。

「じゃ、バイバイ。また明日。亜深」

急に名前を呼ばれたかだろうか。ものすごく体が熱かった。