「うわ、雨降ってるよー」
美夕が私に向かって言った。
「美夕、傘あるの?」
私は美夕に聞いた。
「ない!」
即答の美夕が面白くって思わず吹き出してしまう。
今日は、ふられたばっかの美夕を励まそうとカラオケに行くつもりだった。
この雨じゃ、無理か・・・。
「美夕、私の貸してあげる」
そういって私は傘置き場の薄いピンクの花柄の傘を美夕に渡した。
「え?! いいの?!でも亜深はどうするの?」
声が大きめの美夕の声は耳に残る。
「私は止むまで待つよ!ていうか、数学のノート教室に忘れちゃった」
「そうなの?取りに行くのついていこうか?」
美夕はものすごく優しい。
でも、今はいい。ノートを忘れたなんて嘘だから。
「いや、いいよ!それより美夕は早く帰らないと!」
「そっか・・・。 じゃごめんね!ありがとう!!」
美夕を見送ると、私、守永亜深は1人で上履きに履き替えて教室に向かった。
ノートなんて忘れてもないのになんとなく行きたかった。
「お?モリナガさん? どうしたの?」
そんな声がふと耳に入った。
「え?」
思わず出た言葉がえ?だけ。
「どうも。誰かわかるよね?同じクラスの! 速水理玖!」
速水理玖くんは、私と2人で2年B組の学級代表をしている。
その速水くんが急に後ろから頭をポンってしてしゃべりかけてきたから、
びっくりして喧嘩口調になってしまった。
「もちろん分かるし!! バカにしないでよねっ!!!」
「ごめんごめん! それよりどーしたの?忘れ物?」
軽く謝って、速水くんは私の用件を聞いてきた。
「いや、雨降ってて帰れなくて・・・」
「え?雨降ってる?傘ない系?それならちょっと待ってて!」
そう言い残して、速水くんは急いで自分のリュックを持ってきた。
「俺、傘持ってるから。一緒に帰ろ」
急な誘いでびっくりしたけど、止むまで相当かかりそうだった。
「え、じゃ、よろしくお願いします」
- - -
「モリナガってどっち方向?」
下駄箱について速水くんが聞いてきた。
「駅抜けてすぐの住宅街、4区」
私たちの街は、大きな駅があってそこを中心に街と住宅街に別れている。
学校は街側だ。
「俺も、4区!! じゃ一緒だ」
そういって、速水くんはグレーの傘を開いた。
初めてオトコノコと相合い傘をした。
緊張からなのかわからないけど、すごく胸がドキドキした。
私の家が見えるまで、速水くんと一言も言葉を交わさなかったのが少し悲しかった。
「ここ、私の家」
私が速水くんを見て言うと、速水くんが私を見た。
目があってものすごく心拍数があがった。息が詰まるかと思った。
「あ、ありがとう!!送ってくれて!」
傘から出ようとすると、速水くんが私の腕を掴んだ。
「俺さ、モリナガのこと好きです。よかったら付き合ってくれませんか?」
急に告白されて、私は耳まで真っ赤になった。
美夕が私に向かって言った。
「美夕、傘あるの?」
私は美夕に聞いた。
「ない!」
即答の美夕が面白くって思わず吹き出してしまう。
今日は、ふられたばっかの美夕を励まそうとカラオケに行くつもりだった。
この雨じゃ、無理か・・・。
「美夕、私の貸してあげる」
そういって私は傘置き場の薄いピンクの花柄の傘を美夕に渡した。
「え?! いいの?!でも亜深はどうするの?」
声が大きめの美夕の声は耳に残る。
「私は止むまで待つよ!ていうか、数学のノート教室に忘れちゃった」
「そうなの?取りに行くのついていこうか?」
美夕はものすごく優しい。
でも、今はいい。ノートを忘れたなんて嘘だから。
「いや、いいよ!それより美夕は早く帰らないと!」
「そっか・・・。 じゃごめんね!ありがとう!!」
美夕を見送ると、私、守永亜深は1人で上履きに履き替えて教室に向かった。
ノートなんて忘れてもないのになんとなく行きたかった。
「お?モリナガさん? どうしたの?」
そんな声がふと耳に入った。
「え?」
思わず出た言葉がえ?だけ。
「どうも。誰かわかるよね?同じクラスの! 速水理玖!」
速水理玖くんは、私と2人で2年B組の学級代表をしている。
その速水くんが急に後ろから頭をポンってしてしゃべりかけてきたから、
びっくりして喧嘩口調になってしまった。
「もちろん分かるし!! バカにしないでよねっ!!!」
「ごめんごめん! それよりどーしたの?忘れ物?」
軽く謝って、速水くんは私の用件を聞いてきた。
「いや、雨降ってて帰れなくて・・・」
「え?雨降ってる?傘ない系?それならちょっと待ってて!」
そう言い残して、速水くんは急いで自分のリュックを持ってきた。
「俺、傘持ってるから。一緒に帰ろ」
急な誘いでびっくりしたけど、止むまで相当かかりそうだった。
「え、じゃ、よろしくお願いします」
- - -
「モリナガってどっち方向?」
下駄箱について速水くんが聞いてきた。
「駅抜けてすぐの住宅街、4区」
私たちの街は、大きな駅があってそこを中心に街と住宅街に別れている。
学校は街側だ。
「俺も、4区!! じゃ一緒だ」
そういって、速水くんはグレーの傘を開いた。
初めてオトコノコと相合い傘をした。
緊張からなのかわからないけど、すごく胸がドキドキした。
私の家が見えるまで、速水くんと一言も言葉を交わさなかったのが少し悲しかった。
「ここ、私の家」
私が速水くんを見て言うと、速水くんが私を見た。
目があってものすごく心拍数があがった。息が詰まるかと思った。
「あ、ありがとう!!送ってくれて!」
傘から出ようとすると、速水くんが私の腕を掴んだ。
「俺さ、モリナガのこと好きです。よかったら付き合ってくれませんか?」
急に告白されて、私は耳まで真っ赤になった。

