「…お楽しみのところ大変失礼致しますが
若、コレ以上は逆効果かと…」
秀の異様なまでの冷静な声が聞こえてきた
「ああっ⁈」
それでもこの目の前のオレさまは邪魔をするなと
不機嫌MAXの声を出し
あたしはと言えば…もうこれでもかっ‼︎ってくらい
真っ赤な茹で蛸状態になっていて…
だって、だって…
ココ繁華街の…しかも大通り‼︎
人がいーっぱいあたし達のこと見てた…
忘れてた…ココが何処だか
ギャーとかシネとか京吾サマから離れろとか
ブスとかイロイロ本当にイロイロ言われてて…
(うん、そりゃ言われるよね)
だってね…
京吾とキスしていた時ね…
周りの音なんて一切消えてて
京吾だけしか見えなかったんだもん
ココが何処だったかなんて頭に何もなくって
ただただ京吾だけを感じていた…
いつの間にかぎゅうっと京吾に抱き込まれ
恐ろしくドスを効かせて回り全てを威嚇する声
「見んな…
ダレが見てイイっつた?あ?」
そうしてあたしの顎に手を掛け上を向かす
うわぁっ‼︎ちっ近いっ‼︎近いってば‼︎
「オマエも…んな顔してオレを煽るんじゃねーよ
止まらなくなるだろうが」
理不尽な言葉を投げかけてくる京吾に
反論なんて…出来なかった
