竜胆〜りんどう〜

逆に腰にあった手が背中を這って
上へ下へと移動する
それも微妙なタッチで…

くすぐったいような変な気分になって
どうしたらいいかわかんなくなる

もう…頭真っ白…

口内を隈なく蹂躙され
それでもまだ京吾の舌は出ていかない

上顎をなぞられ
逃げ惑うあたしの舌を捕まえ絡め愛撫する

息も出来ない…

窒息しそう…

そう思った時…やっと…
激しく絡め取られていた舌が解放され
ゆっくりと京吾の舌も
口内から出て行った…

透明の妖しげな糸が二人を繋げていた

それが何だか
見ちゃいけないものを見た気分になって
どうしたらいいかわかんなかった

ぎゅうっと京吾のシャツにしがみつく
何もかもに窒息しそう…

「…息しろっつっただろうが」

京吾の甘く低い声が
あたしの耳元で紡がれる…

京吾がそっと親指であたしの口唇を拭い
顎を持ち上げられた時だった