「服、どうしようか・・・。いつまでもその着物じゃな・・・。」
「その、アカリくんが着てるそんな服を着るの?私。」
「そんな格好じゃ今の時代祭のときぐらいしか着ないし。あ、祭りのときは浴衣が多いか。ま、まあ、とにかく、その着物だと動きにくいからな・・・。買いに行くか。」
「わ、悪いよ。お金は?」
「んー、じゃ、毎日家事手伝ってよ。それでチャラにするからさ。」
「うん。」

ということで、アカリくんと一緒に”服”という着物より身軽な召し物を買いに行った。
着てみて、驚いたことといったら、素晴らしく足が動き、涼しく、何とも言えない感覚だった。

それともうひとつ、アカリくんが髪が長すぎて鬱陶しいだろといって髪の毛をバッサリ切った。