「まさかぁ・・・。ねえ。そんなことあるわけないし・・・。」
「君、さっき知らない時代とか言ってたよね?・・・何時代に住んでたの?」
「え、江戸時代だけど…?」
「えェェェェェェ!!!!????・・・うん。完璧トリップしてきちゃってるね・・・。」
「うそ!?今何時代なの?」
「平成っていう時代だよ。。江戸なんて・・・。今より百年以上前の時代だよ。通りで髪は長いし着物来てるし、いかにも昔のヒトってかんじしたもん。」
「へ、へいせい・・・平成か・・・。」

トリップってあったんだ・・・。
びっくりした。

「ってか、不思議な話、なんで現代の言葉づかい、話し方、早さとか一緒なの?」
「知らない・・・。知らないです。。」
「あ、名前聞いてなかったね。教えて?」
「お、おゆきです。」
「おゆきちゃん?ハハッ。昔だぁ。「お〇〇」って名前・・・。歳は?」
「16歳です。はい。」
「ホント?俺と一緒じゃ~ん!一緒の高校生だな。」
「あ、あなたの名前は?」
「そ、そんな緊張しなくていいよ。俺は、アカリ。片桐春馬。」
「よろしくおねがいします。。というか、どうしよう・・・。家、ないし。。」
「そっかあ。。じゃあ、おゆきちゃんが江戸に戻れるまで、うちにいていいよ。」
「あ、ありがとう!!」

急な慣れない生活が始まった。

母上…父上…。大丈夫かな…?