お昼ごろお父さんが
部屋に来た。
ヒツジ室に戻したはずの
愁さんを連れて。
「お父さん…?」
「二人の交際を認める。
……お母さんに言われたんだ。」
「えぇ…いいの?ホントに…?いいの??」
「あぁ…お母さんが…
“娘を私達は今まで縛り付けつきた…だから結婚は好きな人と…させてあげて”ってな」
お母さん…きっとお母さんも私と同じ事があって
強制結婚したから…
ありがとう…お母さん。
「お父さん…ありがとうホントに…ありがとう」
「お父様…ありがとうごさいます。」
愁さんも私もありがとうって言った。

