ああーつかれた…

6月30日。午後6時。

この時期こんなに暑くて、夏は生きていられるのかな…?ってくらい暑い日で。

「のどかわいた…」

部活で一滴残らず飲んでしまった水筒を置いて、お財布を掴む。

うぃーーーん

自動販売機が眠気を誘うような音を立てて、私を誘惑する。

「金欠なんだから…」

ペットボトルのりんごジュースよりも、パックの牛乳の方が安い。

私は、百円玉をいれて迷わず牛乳をおす。

べつにキライじゃないんだけどな…
ストローをさして牛乳を飲みながら、無意識にりんごジュースのボタンを押す。

もちろん、お金をいれてないんだからでてくるはずもなく。

よけい、虚しくなるだけだった。