ありゃ…。


あいつ、どこいった…。


歩くの速いですよ?


私、一応女子なんですけど。






あっちは背が高いから、直に見つかると、深く考えないでとりあえず、進んできた方向に向かっていった。












「あっ!」


「…あ。」

「良かった。

いた。」


「ははは。

背が高いって便利だね。」



「ごめん。

てっきりついてきてると…」


「こっちこそ。ごめん。

まあ、彼女にはこんなことしたらだめよ。」



「彼女ができたら…な。(笑)」



「ははははは。」



「クレープ行く?」



「行く♪」


「おう。」















不意に。



















彼は私の手を繋いだ。