零-zero-


あぁ、俺の妹がこんなに馬鹿だとは思わなかった。


きっと成績も悪いのであろう。


「…とんだ馬鹿野郎だな。」



少しでも浮かれた俺が馬鹿だったんだ。


「…ごめん」


「もういい。用がないなら出てけよ」



「うん。」



バタンと閉じた扉の反対側で美亜は、何を思っているのだろうか。


少し言い過ぎた

もしかしたら泣いてるかもしれない。