「まさかお兄ちゃん。私が手ぶらで来たと思ってるわけ?」


フフンッと自慢げに笑う我が妹を見ているとつくづく呆れる。


どうみても手ぶらなのに。



「じっつは!浅羽さんから伝言を貰ってきたので~す!」


「ぶふぉっ、!」


飲んでいた水を吹き出す


「…汚。」


「っ~!るせぇ!」