「あ。」 そう言えば健に、「早く来い」って言われてたんだっけ? 忘れてた…。 アタシは少し早足で健のところに行く。 すると、健が誰かと話しているように見えた。 あれは…。 「咲羅?」 「美和先輩!!こんにちわー!」 そう言ってアタシにお辞儀をするのは、陸上部であるアタシの後輩でマネージャーの岩井 咲羅だった。