「なぁまゆ…俺、さっき親父が言った事」
「本当嫌じゃないから。」
「達也君…。」
「俺、昨日電話で大事な話しが」
「あるって言ったろ?」
「うん。」
「今から話すから聞いてくれ。」
「わ…わかった。」
「ありがとう。」
「単刀直入に言うと…」
「俺さぁ…ずっと前からまゆが好きだ!」
「私の事好き……?。」
「私も達也君の事好きだよ。」
「絵里ちゃんも好き。」
「違う!そうじゃなくて!」
「まゆの好きは親友としての俺を好きだろ?」
「俺は違う。」
「俺はまゆを女として好きなんだ!」
「女として…………?」
「そう、俺はまゆに恋してんの!」
やっぱりまゆはここまで言わなきゃ気づかないのか……。
俺…超~恥ずかしい////
俺は今、絶対顔真っ赤だ。
「女として…恋した…………。」
達也君は私に……恋してる……。
(やっと理解した。)
「えっ…えぇぇぇえ!!!」
「まゆが好きすぎてどうしょうもないんだよ。」
「小学校4年の時まゆと出会って一目惚れ」
「したんだ。」
「ずっと俺の側にいて欲しい。」
「ずっと俺の側で笑ってて欲しい。」
「でもまゆは山本と俺と3人の親友であることを望んでいる。」
「それでまゆが側にいるなら」
「俺もそれで良いと思った。」
「まゆが東京に引っ越すとわかるまでわ。」
「それからまゆと離れてから俺は」
「ずっと後悔したんだ。」
「引っ越しの前日、ちゃんとまゆに」
「俺の気持ちを伝えるべきだったって。」


