「3人で帰るの楽しみだったけど…。」 「仕方ないよね。あはは…。」 「だから、今日は2人で帰ろ。陸兄。」 「そ…そうだな。そうしよう!」 俺は解ってしまった。 まゆの気持ちに。 まゆ自身は気付いてないけれど きっとまゆは…。 斗真の事が好きなんだと思う。 でもそんなの俺は嫌だ。 何もしないで諦めるのわ。 絶対、俺の方に振り向かせてやる。 俺だったら絶対まゆを悲しませたりしない。 そう、俺は心の中で決意をした。 その後、俺とまゆは学校を出た。