幼なじみ達の恋心

俺はあれから全速力で屋上に向かって走っていた。




はぁ…はぁ…




早く行かないとまゆが待ってる。





うん…?




あの姿はまゆ…?




しかもまゆ…誰かといる…



まゆと一緒にいる奴誰なんだ…って…





小川!?


まさか…!!









「俺、神里さんを一目見た時から好きなんだ!」




小川!!


やっぱり…やっぱりそうだったのか…


小川もまゆの事好きだったんだな…



そうだとは思った…



って…何コイツ抜け駆けして告ってんだよ!





そんなの絶対許さねぇからな…!





俺は急いで2人の元に走り出していた。










「小川君…ごめん!私小川君の気持ちに答えてあげられない」


「私にはすごくすごく大好きな人が…!」




ガシッと誰かが力強く私の手を掴んだ。




「えっ!!」





斗真!!



もしかして告白の場面見られてた!?






「小川!コイツ…俺と言う先約があっから」

「抜け駆けすんなよな!」






「こ…小林!?」


小川は口をパカーンと開いたまま呆然と立ち尽くしている。

無理もないだろ突然予想外に俺がここにいるのだから。




「斗真!?」






「行くぞ!まゆ!」







「う…うん!!!」




「あっ…小川君…気持ちに答えてあげられなくてごめんね」





既に小川君は私の言葉は耳に入って来ず、
そのままその場に立ち尽くしていた。



本当にごめんね小川君…私…斗真が好きなんだ。