幼なじみ達の恋心

「私は今日日直で今から花に水やりしに行く所だよ!」







「そっか!んっじゃ途中まで一緒に行こう。」








「うん!一緒に行こ!」









そうして私は陸兄と歩き出した。



しばらく歩いていると陸兄が




ふと思い出したかのように喋りだした。









「あのさぁまゆ、この間言ってた向こうの大親友の男の子....」









「達也君の事?」







「そうそう!その子どんな感じの子?」








陸兄は少し顔を俯いてまゆにそう


問いかけた。









「達也君はすごく良い人だよ!」







まゆはパァっと明るい笑顔でそう言った。







「達也君は優しくて器のおっきい人だから陸兄と似てるの♪」








「そっかぁ。いい奴だな。」







陸兄は少し悲しげな表情をして言った。




まゆは不思議に思った。



なぜ陸兄は達也君の事気にしてるのだろうと。






「でも、陸兄なんで?」









「えっ!?あっいや....」








陸兄は戸惑っていた。





なんて答えようかと。







その達也に嫉妬したなんて言えない。










「今度まゆが紹介してくれる時、どんな人かわかってたら会いやすいかなぁって思って。」