「斗真…屋上まできて何の話し?」
きっと、斗真は大事な話しをするのだろう。
いつも斗真は大事な話しや深刻な話しなど何じゃない話し以外は必ず両手を強く握る癖がある。
今の斗真はそう言う状態だ。
屋上に来てからずっと両手をずっと力いっぱい握っている。
「陸兄…単刀直入に言う。」
「俺明日、まゆに告る。」
「………」
ほらね。
やっぱりそう言う話しか……。
「何で俺にそれを伝えたの…?」
「何でって!陸兄とまゆが付き合ってる」
「裏でコソコソ告ると陸兄嫌だろ?」
「俺…やっぱりこのままずっとまゆの事好きなの隠すの嫌だから…。」
遅いんだよ…斗真は。
もっと早く自分の気持ちに正直になってれば
俺はまゆに告白なんかしなかった。
いや、俺もしてたかもな。
どっちにしても
まゆと斗真が幸せならそれで良いと思った。
なーんか妬ける…。
正直になるの遅すぎた罰として
ちょっとイジワルしてやっか…。
「そうだな…裏でコソコソ告白されっのは嫌だな。」
「!!!!ッツ…。」
はぁ……やっぱり陸兄とまゆは付き合ってたのか…。
あの噂…本当だったんだな。
俺…わかっててもさすがに目のあたりにするとショック……
っと…俺が悲しんでる時、陸兄が大きな声を上げた。
「なーんてっな!」
「バーカ、そんな悲しい顔すんな。」


