幼なじみ達の恋心

「陸…覚えてるよ。」

「ずっと前から誰が言ってくれたんだろうって考えてた。」

「じゃ、今言ってくれた言葉の前の言葉も陸が言ってくれたの?」








「えっ…?」

「どんな言葉?」








「えっと…」



「俺は一生まゆを守る!」
「だから将来…俺と結婚しよう。」
「だから…死ぬな!」






「って…言ってたよ。」

「その言葉が一番嬉しくて…。」










「その言葉は…俺じゃないよ…。」





まゆ…それはきっと…斗真だよ。





「えっ…。」


「陸じゃなくて…斗真なの…?」







「うん。」






それは絶対斗真だよ…。


斗真が言ったにしか考えられないよ。




まゆ…俺はどうしていつも斗真に先越されるんだ…。