「なぁ斗真。」


俺は陽太が呼んでる事すら気づかないぐらい、一生懸命黒板を消してるまゆを見ていた。




「おい!斗真~さっきから何まゆちゃんの事見てるの?」


陽太はニコッとしながら言ってきた。



「さっきから斗真呼んでるのに全然反応ないから斗真の視線の先見たらまゆちゃんの方だし☆」






「....みっ見てねぇよ!」




「わっかりやすいね斗真君は!」







中川にまでバレてたんかよ。







俺、そんなにわかりやすいのか?







「中川!何がわかりやすいんだよ!?」






「斗真君ってまゆちゃんの事好きでしょ?」






やっぱりバレてたか。





陽太と中川何ニヤニヤして笑ってんだよ。