「斗真君……落ち着いて。」 「中川!」 「あれ見てどこが落ち着いてられっかよ!」 「まゆちゃんの事だし……」 「何かあったんじゃないかな……。」 千夏がそう言う前に斗真は まゆと陸のいる海に全力で走り出した。 「ちょっ……!」 「ちょっと!斗真君!?」 はぁ…斗真君…まゆちゃんの事になると 周りが見えなくなるんだから…。 千夏はやれやれとした表情で走って行く 斗真を見送った。