「そう!」
「皆もお腹空いてるんじゃないかって思って☆」
「陽太と中川のわりには良く気が利くじゃねぇか!」
「ちょ…ちょっと!」
「斗真君!それ、どう言う意味よ!」
千夏はプウーとほっぺを膨らませながら
斗真の胸をポカポカ叩いた時
すっと陽太が斗真と千夏の間に入りこんだ。
「まあまあ……千夏ちゃん落ち着いて。」
「斗真は素直じゃないの知ってるでしょ?」
陽太はそう言いながら千夏の手を握りしめる。
…………!!
あれ?
僕……今なんか凄く嫉妬?したのかな?
いつの間にか千夏ちゃんの手握ってしまってる…。
僕…斗真と千夏ちゃんには何もないってわかってても斗真に嫉妬したんだ…。
僕…やっぱり千夏ちゃんの事…。
好きなのかも…。


