幼なじみ達の恋心

だからそう思わせてしまう

まゆはズルい。







「何で反則かって?」






「それはまゆと居ると離れたくないって」
「思ってしまうからだよ…。」


「ねぇ…まゆ、そんな事より海、入りに行こう!」









「えっ!?あっ…うん!」



「じゃ、斗真達呼びに行ってくるね!」










「待って!まゆ!」







俺は斗真達のところに行こうとする
まゆの手を掴んだ。








「うん?どしたの?早く呼びに行かないと…。」








「斗真達は斗真達で楽しんでると思うよ。」


「ほら!あれ!楽しそうだろう?」



「だから、俺達だけ先に入ってよう。」









本当だぁ斗真達スイカのボールで遊んでる。







「そっ…そうだね。」

「そうしょうか!陸。」








「斗真達もその内海に入ってくるよ。」
「って事でまゆ…行こっ。」










俺はそのまま少し強引にまゆの手をにぎり海へと走った。