小さい頃からずっと好きだった。 『にいなね、おっきくなったらゆうやのおよめさんになる!』 『ほんと?おれのとこきてくれる?』 『うん!じゃあ約束』 ふと、そんな会話したなと思い出した。 それと同時に自分の鞄の中にこっそりしまってあった、あるものを出した。 そう、あの約束をしたときに交換したブレスレット。 小さいながらもお母さんに『2人に』って買ってもらったものだ。