わけのわからなくなったあたしは、とりあえず街をフラフラとしはじめた。 涙はいつの間にか乾いて、カピカピになっていた。 ふと、顔をさわってみると、乾燥した涙があの出来事を思い出させる。 「ひっ…く、ばか、有也の…ばか」 ここが街のど真ん中なのも忘れて、あたしは泣いてしまった。 「ねえ、君泣いてるの?」