「お前一回死ね」 バツの悪そうな顔をする有也でさえ今はウザったくてしかたない。 だからおもいっきり、みぞおちにパンチをお見舞いしてやった。 *** 「ってことだったの」 「あら、それは残念」 「あーもーやだっ」 まさかのあたしの誕生日のお誘い、断るんだよ? 毎年、祝ってくれてたのに。