「あら、青山ねっ、星七がんばるのよ。」

「もう、余計なこと言わないでよ!じゃあね!」

そう、私は、20日に1回やってくる日直がとても楽しみなのだ。
理由は日直のペアの青山君が好きだから。

3回目にもなると、お互いの役割分担もある程度決まっている。
私は、いつも通り日誌を書き、青山君は掲示物の貼替をする。

「今日は、何て書こうかな…。」

日誌の最後には感想を書く所がある。3行以上書かないと次の日も罰として
また日直をさせられるのだ。
私としては、毎日日直をしたいけどそういうわけにもいかない。

「なんだ、お前まだ何も書いてないじゃん。」

そう言ってきたのは、掲示物を貼り終わった青山君。

「仕方ないでしょ。今日特に何もなかったし…書くことがないよ。」

「まあ何でもいいからはやく書けよ。帰るのが遅くなる」

「うん。」

青山君とはずっといたいのに彼はそんなことをのぞんでない。
片思いなのは十分わかっているから。