「ったく、タイミング悪い。」

「え、なんか言った?」
私が尋ねると、
「いや、何でもない。また今度話すよ。」

そんなこんなで委員会も終わった。

今日の内容は来月行われる体育会の競技決めをするように、ということだった。


「あの、俺さ、これでも陸上部だし、クラスの誰が何部か位はだいたい把握できてるし、俺が明日のHRでしきっていいかな?」

上原君がこんなにいい人だと今までおもっていなかった。
正直めんどくさいと思っていたからとても助かる。
「ありがとう、上原君。具体的にどんな感じで決めるの?」
「アンケートでもとろうと思ってさ。一人一人の意見も尊重したいし。」
「そうだね、そうしよっか!」

そういった私に上原君が話しかける