そして今年。 一年前とは打って代わり雲一つ無い晴天。 留まることを知らない勢いで空気を熱していく強い日差しの下、加奈子はその場所を目指してひたすら歩いた。 蝉の声は、今も変わらず加奈子の耳の奥で響き続けている。 ――あの時と、同じ。