次の年の“あの日”はその地方に見事に台風が直撃し、行くことを諦めざるを得なかった。 ――今日は会えなくてごめんね… ――パパはどうしてるかな…? 屋根に雨が打ち付けられる音が響く家の中で、子供を寝かし付けながらそんなことを呆然と考えていた。