別れ道



「子供だってそうだ。産んで欲しかったに決まってる。抱いて欲しかったに決まってる」


「だから…私だけ生きてるわけには」


「違うんだよ!!…だからこそ、街中の幸せな家族見て涙こらえんのだって何だって、“生きる”ってことが子供への償いじゃないのか」


加奈子の目が見開かれる。