速「はい、よく言えました。検査頑張るよ」

メイの頭をなでなでして、さっそく検査するために、メイを抱き上げて処置室に向かう先生。

先生に抱っこされるなんて嬉しいけどさ…嬉しいけどやっぱり処置室には行きたくない…

現実逃避したくて、何も見えないように先生の首に思いっきり手を回して肩の部分に顔を埋めた。

けどすぐにベッドに降ろされて…
そっと目を開けるともちろん処置室のベッドの上。
処置室には健斗もいる。

やっぱり…やだ。
帰らなくていいから検査やめようかな。泣

メ「…ねぇ、やっぱり」

速「やっぱりやめたはなしだからね。」

やめたって言う前に先生にだめって言われた。泣

中「はい、準備するよ。何したらいいかもうわかるでしょ?」

嫌だなんて言えない雰囲気で服を脱いで、そっとベッドに横になった。

自然と恐怖でぷるぷると体が震える。

するといきなり後ろから先生に背中を触れられてビクんっと体が跳ね上がる。

速「そんなに緊張しないの。」

そういつもより優しい声でいい、体をトントンと撫でてくれて、落ち着かせてくれる。