そしてなんだかんだもうお昼。
看護師さんたちはみんなあたしの機嫌の悪さを感じとって近寄って来ない。
けどひとり、来て欲しくない人が近づいてきた。
速「ねぇ、何やってるの??」
いつもより低い声…怒ってるのすぐわかる
メ「…別に何も」
速「朝ごはんも昼ごはんもまだ食べてないって聞いてるけど?」
メ「……」
速「あとさ、メイの病室からこんなもの見つけたんだけど、まさか飲んでないとか?」
そう言って薬の袋をヒラヒラとさせる先生。
メ「…飲んでない」
速「なんでのんでないの?」
メ「あぁもうっ!みんなしてうるさいなっ!!もう飲むよ!飲めばいんでしょ飲めばっ!!」
イライラがピークに達してしまって、先生にはじめて反抗して怒鳴った。
そしてとりあえず自分の病室に向かおうとしたけど…
速「ちょっと待て」
低い声でそう言われ腕を思いっきり掴まれ、戻れなくなった…
速「ここに座れ」
あぁ、先生の声で一気にイライラが吹っ飛んで、その代わり恐怖心がふくらんできた…
先生の声といい雰囲気といいこわすぎ…
あたし殺されちゃうかも…泣