キライだけどスキ


メ「…きゅう…いん??何するの…??」

熱のせいもあっていつもよりウルウルとした目で不安そうに先生に聞く。

速「肺炎になっちゃって痰がいっぱい溜まってるから、今からそれ吸い取るからね。」

健斗が何がか物を持って病室に入ってきた。
速水先生はゴム手袋をはき準備しだした。

メ「…やぁー…」

メイは熱のせいでぐったりしてて、これからやることを嫌がってるけどいつもより全く元気がない。

速「熱でぐったりしてるし、拘束してるから暴れなくていつもより楽にできそうだな(笑)」

そうちょっと笑いながら準備する先生が鬼に見えます…

速「よし、メイちょっと我慢の時間だよ。お口あーんして」

そう言っておきながら先生は無理やりメイの口をこじ開けた。

メ「…あぁ……」

速「今から痰吸い取るよ。ちょっと苦しいけど我慢だからね」

そう言うと同時に口の中にチューブを入れてきた。

ズルズルという音とともに痰が吸引される。

ってかこれめちゃくちゃ苦しいんですけど!
息できないよ!

メ「…あっ…くっ…!」

苦しいことを必死に表現しようとするけど口あけてるしゃべれない!
涙出てくるし。

速「くるしい?1回抜くよー」

そう言ってチューブを口から抜いた。
そしてチューブの先をガーゼでふいてから、5秒もしないうちに再びチューブは口の中へ…

速「はい、もう一回いくよー」

メ「やだぁー…」

メイは抵抗して頭を先生と反対の方にそらす。
けどぐったりしてるメイが先生にかなうはずもなく…

速「こら、動かないよ」

そう言って黙々と痰の吸引をされた。

速「はい、終わったよ。よく頑張りました。」

涙を拭いて、頭をなでなでしてくれる先生。
具合悪くて弱ってるから余計その優しさが心に染みるよ…

速「熱もでてるし、今動くげんきもないだろうなから抑制ベルトとってあげるか」

メ「…いいのぉー??ぐずんっ…」

速「特別にいいよ。でもまた言うこと聞かなかったらすぐ拘束さするからね」

そう言うと健斗がベルトをとってくれた。