キライだけどスキ


あぁー…もう頭痛も腰の痛みも限界だよ…

太輔が鎮痛剤を持ってくるとか言ってたけど遅いよ!

すると太輔が病室に入ってきた。

メ「太輔おそいよっ…!」

藤「遅くなってごめんな…すぐ楽にさせてやるから。ちょっと横向きになって?」

メ「横向くの??なんで…??」

藤「んー?なんでって座薬入れるからさ。」

太輔は黙々と準備をすすめながらさらっととんでもないことを言う。

メ「え、座薬!?あたしが想像してたのは飲み薬なんだけど…」

藤「飲み薬は飲んでから効くまで時間かかっちゃうよ?もう痛み限界なんなでしょ?」

メ「座薬なんてやだよっ!効くまでに時間かかってもいいから飲み薬がほしいの!」

座薬を入れられるのがいやすぎて、急いで寝た状態から上半身を起こした。

藤「ほらほら、落ち着け。そんな目真っ赤にして辛そうな顔で言われても説得力ねぇから。」

そう言って無理やり寝かせられた。

藤「はい、大人しく横向いて」

メ「やだっ!!!」

熱があるおかげでいつもよりぐずぐずしてしまって、いつもより大きな声で叫ぶメイ。

藤「座薬嫌なら点滴だぞ?点滴か座薬どっちか選んで」

メ「どっちもやだもんっ…」

藤「どっちもやだはなし。はい、さっさと横向くよ」

もうしびれをきらした太輔が無理やり横を向かせ、すぼんとパンツを脱がせた。

藤「はい、息はいてー」

メ「やだーっぐずんっ…できない!!」

藤「やらなかったら、メイが痛い思いするんだぞ?」

そう言って無理やりお尻に座薬を入れる。

メ「やだぁ!いたい!!」

藤「ほら、息はかないからだろ。」

そういってしばらく座薬が出てこないようにお尻をおさえてる太輔。

藤「はい、おしまい。ぐずぐずメイちゃんはおねんねしましょーね。」

太輔に子供扱いされてムカついたけど、もはや言い返すげんきもなくて…
背中をトントンされてるうちに深い眠りについた。