結局また治療をするって言われた日は、気分が落ち込んで涙も止まらなくて、夜ご飯も喉を通らず、1時間くらいしか寝ることもできなかった。
次の日の朝
寝不足だし泣きすぎたから目がパンパンにはれてる。
頭もガンガンするし、体も重たいし、腰もズキズキする...
治療しなくちゃいけないのを納得させられるかのように体調の悪さが出てきた...
太輔が朝の見回りにきた。
藤「メイ、おはよ」
メ「...ぉはょ...」
布団か顔を少しだけ出してつぶやく。
藤「メイ、お顔見せて?具合い悪い??」
メ「...だいじょーぶ...」
藤「そうは見えないぞ?お熱はかろ??」
そう言われ無理やり体温計をはさまれた。
しばらくすると音がなり、体温計がとられた。
藤「39℃もあるな。どこか痛いとかある??」
メ「頭...いたい...あと...腰もズキズキするの...」
藤「そっか、つらいな。鎮痛剤使おうか、ちょっとは楽になると思うよ。」
メ「んぅー...ねぇ、太輔。」
藤「ん??どした??」
メ「治療やらなきゃ...だめ??治療やんなきゃメイどうなるの??死んじゃうの??」
おさまってた涙が再び溢れ出す。
昨日の夜も夜中もいっぱい泣いたのに...涙は止まらない。
藤「...メイ、今日1日は治療のこと忘れよう??これからの嫌なこと考えても気分落ちて、余計具合悪くなるだけだぞ??」
そう言って髪の毛を優しく撫でてくれる太輔。
でも明日からの治療のこと考えるなって言われても無理だよ...
藤「...鎮痛剤もってくるからな。」
そう言って太輔は病室を出ていった。