売店まで行ってアイスを買ってきて、今病室に戻ってアイス食べてるところ!
もー久しぶりだからすっごくおいしい!!
そんなことをしてたら速水先生が病室に入ってきて椅子に座った。
速「さっそく食べてるねー(笑)どう?久しぶりのアイスはおいしい??」
メ「おいしいっ!もう最高だよ!!」
速「それは良かった。じゃあさー、そのアイスのパワーでまた治療がんばれそう??」
メ「...えっ??」
さっきまでの笑顔が一瞬にして消える。
速「メイのわがままを聞くのは、そのアイスで最後。また、明後日から治療はじめるよ。」
メ「なんで...??やだよ...。あたし最近すっごく調子いいもん...」
速「今は調子がいいかもしれないけど、治療しないとまたすぐに具合い悪くなっちゃうよ?」
メ「......」
速「それにさ、最近メイ自由に遊んだり散歩したり夜更かししたり、先生メイのわがままいっぱい聞いてあげたでしょ?いいお休みにもなったと思う。だから、次はメイに先生の言うことを聞いてもらう番だよ。」
メイの目から大粒の涙が溢れ出す。
メ「...こんなに元気なのに...やらなきゃダメなの??ぐずんっ」
速「やらなきゃだめ。」
メ「...絶対に??...やりたくない...ぐずんっ」
速「絶対にやらなきゃいけないの。先生もうメイのわがままはきけないよ。ちょっと辛い日々が始まると思うけど一緒に頑張ろう。」
そう言って先生はメイを優しく包み込んだ。
メイは先生の胸の中でしばらく涙が止まらなかった。
もうすぐ退院できるんじゃないかと思ってた自分が馬鹿みたい。