速「はい、これから何するかわかるでしょ?」
早く横向きになって背中丸めろって言いたいんだよね?
やりたくないけど先生への恐怖の方が勝って、大人しく背中を丸めた。
先生は黙々と準備を進め、穿刺部位の消毒をした。
怖すぎてカタカタと震える...
けど散々怒られたあたしは、今日はこれ以上暴れたりして先生の機嫌を損ねないように我慢しなくちゃ...泣
そんなメイをて今日は先生と一緒になって怒って、ずっと先生から怒られてるメイを見てるだけだった太輔がギュッと手を握ってくれた。
その太輔の優しさに涙が出てきた...
もちろん骨髄検査への恐怖もの涙も
混ざってるけど。
太輔の手を強く握る。
速「針さすよ」
鋭い痛みが身体中に走る。
メ「...っ!!!」
声は出さないように頑張った。
速「じゃぁ1番痛いやつね。液ぬくよ。いちにの...さん」
メ「んっ...!!!」
あーいたいたいたい!!!泣
死ぬほど痛いけど声は出さないもん!
その代わり太輔の手をこれでもかってくらい握り締める。
太輔も強く握られすぎて痛そうな顔してる...(笑)
速「終わったよ。やれば大人しくできるじゃん。」
さっきまで怒ってた先生からからいきなりお褒めの言葉が出て困惑なんですけど...
とりあえず、今日のこともっかい謝っといた方がいいよね...
メ「...先生、今日は逃げようとしたりしてごめんなさい...」
速「本当にメイは俺を怒らせる天才だな。まぁ、いつかは逃亡とかすると思ってたけどさ...次やったらどんなお仕置きがいいか考えておくわ。」
そう言って頭をポンポンして処置室を出ていった。
