点滴して1時間くらいたったんだけど、まだまだ終わりそうにない。
それより針が刺さってるところがジンジンして痛いよぉー...泣
見てみると真っ赤になってるし...
ナースコールはなんか押したくないし
太輔のところ行こうかなぁ...
痛みから涙が出てきてグズグズ鼻をすすりながら、点滴を引っ張ってナースステーションをのぞいてみた。
すると太輔はいないみたいだけど、視線を感じた健斗がメイに気づいた。
中「あっ!メイ!何してるの、ベッドでおとなしくしててって言われなかった??」
プンプン怒りながらメイのもとに歩いてくる。
中「えっ、なに??泣いてるの??どーした??」
メイの近くに行くと泣いてるのがわかり焦る健斗。
メ「...腕いたいー...グズん」
中「腕??あっ真っ赤になってるね。たまになる子いるんだよね。ちょっと病室でおとなしくして待ってて?」
メ「...うん。」
そう言われ大人しく病室で待ってると健斗がタオルを持ってきてくれた。
中「このあったかいタオルであっためたらちょっとは良くなるはずだから。」
そっとタオルをのせてくれた。
中「メイー、こういうことがあったら我慢しないでナースコールおさないとダメだよ??」
メ「だってナースコール押したら太輔でも健斗でもない人来るかもしれないじゃん...」
中「お前どんだけ俺たちのこと好きなんだよ(笑)」
メ「...ちがうもんっ!」
中「はいはい、そんなこと気にしなくても大丈夫だよ。とにかく何かあったらちゃんとすぐ呼ぶこと。」
そう言って頭をなでてくれる健斗。
やっぱり健斗もは優しいね...