処置後のお決まりになってきた頭なでなでしてくれてるけど、いつもはそれで先生のことなんでも許せちゃうけど、今日はだめだ。
イライラしかしない…。
本当に痛かった…。泣

メ「…痛かった。グズン。やだって言ってるのにやめてくれないし…もう2人ともキライ…」

速「ごめんって。痛かったよな?ご褒美のお菓子とアイス買ってあげるからさ、許してよ」

珍しく優しく謝ってくれる先生。
なんかいっつもと立場が逆転してる感じで嬉しい。笑

メ「…とりあえず食べ物あげとけば、あたしの機嫌取れると思ってるんでしょ?」

速「あれ?今回はご褒美いらないんだ?めずらしい…」

メ「えっ…」

やられた…。先生の顔をみると悪い笑みを浮かべてる。ご褒美のお菓子とアイスはいらないって意味じゃなかったのに…。泣

速「いらないんでしょ?食べ物じゃつられないなんて大人になったね、メイ」

メ「…ん…いる」

聞き取れないくらいちっちゃい声。笑

速「え?何?」

メ「お菓子とアイスいる!ほしい!!」

やっぱり先生には勝てないや…

速「ふふ。やっぱお子ちゃまだね。可愛いなお前。それくらいお子ちゃまなメイがすぎだな、やっぱり」

珍しく褒めるもんだから、顔があついよ!
真っ赤になった顔を隠すために先生の胸に顔を埋めて抱きついた。