あー…先生まで来ちゃったよ。
これであたしは逃げるのも無理だ、どうせ健斗にベッドに抑えつけられるんだ…。泣

そう思い無駄な抵抗はやめて、健斗に引っ張られてベッドの上に。
てか、これから何するのか聞いてないんだけど…。泣

メ「ねぇ、これから何するの?泣」

速「水疱瘡の処置ね。やっぱり薬はもう効かないみたいだから、処置しちゃおう。ブツブツピンセットでつまんで引っ張って芯とるからね?」

メ「えっ…このブツブツ全部の…?泣」

速「そう、全部の。芯とらないと菌が感染してどんどん増えてっちゃうから。」

メ「…痛い?」

速「うん、痛いと思うよ。けどこの処置やってる子ども結構いるんだよ?だからメイも頑張れるでしょ?よし、準備完了」

物品やらの準備をしながらメイに説明してた先生だけど、ついに準備完了であとは処置やるだけ…。

速「はい、まずはお腹からね〜。中島抑えといてね?」

メ「まっ…待って、心の準備が…」

速「遅くすればするほど嫌になるからさっさとやっちゃおう。はい、ちょっと痛いよ〜我慢な」

そう言ってピンセットでできものを挟み、思いっきり引っ張る先生…。

メ「いっ…!!!」

痛すぎて声にならないよ、これ!!!泣
痛さのあまり一気に涙出てくるし…!泣