速水先生に再発を告げられて30分くらいぐずぐすと泣いていた。
そして今はズルズルと鼻水をすすりながら外来看護師さんと病棟に向かってるわけで...
ついにエレベーターが小児科病棟の4階についた。
看護師さんに手をひかれてナースステーションの前に行くと、中で一人の看護師が気づいて迎えに来た。
そう、藤森太輔。
太輔も健斗がと同じくらいお世話になってる。
健斗とは、また違った優しさがあって友達みたいな人。
藤「メイ、久しぶりだな!またそんな目真っ赤に腫らしてんのかよ。ほら、こっち来い。」
素直に太輔の元に言って太輔に抱きつく。
そして太輔の体に顔をうめて泣きわめく。
メ「太輔ーっ、入院したくない...治療やだっ!!」
モゴモゴと太輔に抱きつきながら叫ぶ。
藤「まだ何もしてないだろ??
俺もできるだけそばにいてやるから。
頑張ろ??」
そう言って軽々と抱っこをされた。
小さい頃から泣きわめいては太輔に抱っこされてたから中3の今でも抱っこされる。
あたし身長がチビだから、軽々とだっこされちゃって中学生だっていうのに違和感もない...泣