そして次の日。
行きたくない行きたくない!!
なんて朝からずっと思ってたけど...
そんなわがまま通用するはずもなく
お母さんに強制連行された。
もちろん再発の可能性が高いって話は
速水先生からお母さんに伝わってて...
ちゃっかり入院道具も持たされた。
一応まだ決まったわけでもないのに...
看「メイちゃーん、診察室にお入りくださーい」
いろいろ考えてるうちに呼ばれちゃった
恐る恐る診察室に入るといつもと変わらず
パソコンと向かい合ってる速水先生。
椅子に座ると椅子ごとくるっとあたしの方を向き向かい合う形になった。
先生と向かい合うとすごい威圧感で怖いんだよ...泣
速「ちゃんと来たんだね。えらいじゃん」
柄にもなく褒めてくる先生...
メ「...お母さんに無理矢理つれてこられた」
速「...ふっ。だろうな。メイが自分から来るわけないか。」
先生は珍しく笑ったけどすぐ真剣な顔に戻った。
速「こないだの検査結果だけど...やっぱり再発してた。今日から入院してもらって、明日か治療はじめるから。」
まっすぐあたしの目を見て言う先生。
メ「...グズん。やだ。入院したくないっ治療したくないっ!!」
速「先生メイのわがままはきけないよ。
ちゃんと治療してなおそう...」
そう言って泣き続けるメイの頭を泣き止むまでなで続けた。