速水side

そして、メイが俺にお菓子の許可を求めに来た。

いつもなら治療頑張ったこと褒めて、お菓子も少しなら許してあげるけど…

ダメだ、今は優しくできない。
イライラしかしない!

速「はい、お菓子貸して?」

そう言って泣いてるメイの前に手を出した。

メ「…え?」

速「お菓子没収。はやくちょーだい?」

よほど食べたかったのか、なかなか出してこないメイから無理やり奪い取った。

メ「あっ…!」

速「お前まだ熱あるんだろ?病室で安静にしてなさい。トイレ以外ベットの上!破ったらどーなるか分かるよな?」

メ「…グズんっ…はい…」

泣きながら俺に背中を向けてトボトボ病室に帰って行った。