かれこれ30分くらい先生に抱きついてる。
健人はとっくのまにいなくなってて、処置室には2人っきり。
先生のトントンとリズムよく背中を叩いてくれるのが心地良くてウトウト…
するといきなり先生の抱きしめる力が強くなった。
速「ねぇ、メイ。俺お前のこと離したくないかも…。いつの間にかメイは俺にとって大切な人になってるのに気づいた…」
静かにメイの耳元で話す先生…
ウトウトしてたのが一気に目が覚めた
メ「先生…それってさ…」
速「うん、メイのこと好きかも。」
えっ…予想外すぎて頭の整理つかないよ!
メ「えっ、、、でもさっ!先生いっつも怒ってばっかりいるでしょ?それってメイのこと嫌いだからなんじゃないの!?」
速「お前ほんとばか。お前のこと大切に思ってるからこそ、お前がわがまま言ったり悪いことしたりすると黙ってられないんだよ。まぁ、父親みたいな気持ちだな。笑」
メ「…こんなわがままで…いつ死ぬかわからないような病気持ってるメイでいいの…??」
速「病気なんて関係ないだろ、ていうか俺が治すし。わがままで泣き虫で手のかかるメイがいい。」
メ「うぅぅー…グズんっ…先生だいすきっ!!!」
一気に涙が溢れてきて先生の胸に顔を埋めた。
そして、そっと胸から顔を離されて、優しいキス…!!
もう、医者の先生は嫌いだけど、普通の優しい先生はだいすきっ!!!