ピッピッピッ‥‥‥‥。


「‥‥‥ん」


ピッピッピッ‥‥‥‥‥。


「‥‥‥‥。」


ピッピッピッピッピッピッ


「あぁぁ、うるっさい!」


バンッと音を立てて私は目覚ましを止めた。

「‥‥七時か‥‥。」
私はぼーっとする頭の中でいつも通り学校指定のセーラー服を着てしたにおりて行く。

「はよー、お母さん」
「あら、しっかり優子が朝起きるなんて!」
お母さんは目を丸くして私を見た。
「もう、お母さん!私そこまで朝弱くないよ!」
「低血圧の癖によく言うわ」
お母さんはあははと笑った。

「それより、お母さんお腹おっきくなってきたね。」
お母さんは妊娠していた。
「今、八ヶ月だってよー、もう少しで優子もお姉さんになるのよー?」
お母さんはワクワクした目をして言った
「私がお姉ちゃんか‥‥。」