あかりの手を引っ張りながら
昇降口前に貼られてある
クラス発表の紙まで小走りで向かった。
二年生のクラス分けは
1~5組の文系クラス、
6~8組の理系クラス、
9組の特別進学クラスに分けられる。
私とあかりは理系なので
6~8組のどれかだ。
また我が桜ヶ丘高等学校は
地元高校の中では進学校だったり
成績重視だったりするので
成績順にクラスに振り分けられる。
……大丈夫、
私とあかりの成績は同じぐらい
きっと同じクラスになっているはず。
あかりと繋いでいる手に力が入る…。
「………。」
あかりも黙って握り返してくる。
6組の名簿を見る。
私とあかりの名前は―…
「―…6組ではないね!」
私よりも先に探し終えたあかりは
7組の方に目を写した。
つられて私も7組の名簿をおう、
すると―。
篠原凜、須藤あかり、
二人の名前があった―。
「「やったぁーーー!!!」」
二人で知らずまに
手を繋ぎながら跳び跳ねて
叫んでいた。
やはり今日はいい日だ!